日本語検定試験

年末調整だ確定申告だと忙しい時期に入り、それでなくても仕事が遅れているのに、

ちぃに給料払わないとならないので、やむなくバイトをせざるを得ない可哀想ななおくやまちゃん。


今回は試験監督だ。

自分だけ働くのも腹立つので、ちぃにもやらせることにしたが、

責任重大な仕事はイヤだと言って誘導係に回りやがった。　全く。


試験監督といっても受験生はすべて外国人ということでちょっと勝手が違う。

言葉が上手く通じないことも考えられるし、違反行為に関する意識も違う。

そのため試験の進行にはCDを使い、違反行為とそれに対するペナルティも明示されている。

もっとも今回受け持った教室の受験生たちは物分りのいいヤツばかりで、

おくやまちゃんはカナリ楽させてもらったが。


試験の中身は全く見ていないから話のしようもない（それ以前に話すとマズイ）が、

補助のねえちゃんを除いて室内全員が外国人というのは滅多にないシチュエーションだ。

受験生はほとんどが中国人。韓国や台湾も混じってたかも知らんが。

歴史認識や製品の安全性など懸念材料も多いが、

この現状を見る限り、中国との関係は切っても切り離せないものであることを思い知らされる。

また、同じ中国人でも随分顔立ちが違う。多民族国家だということに今さら気づく。

欧米系の受験生も数人いたが、こいつらと対比するとまた面白い。

中国の連中は開門前に既に到着しているのも大勢いたが、

欧米系の連中は全員ギリに到着。

アメリカでは７時にパーティーに招かれたら７時以降に到着するのがマナーだと

どこかで聞いたことがあるが、まんざら嘘ではないのかも知れない。

あとは中国組は友達同士での参加がやたらと多い。

異国の地でチャイナタウンを築いたり華僑として勢力を広げたりしてきた

横の連携の強さが垣間見えるな。

それと欧米系は左利きが異様に多かった。数は少ないが過半数が左。

それとは好対照に中国勢は全員右。

自由主義のもと、個性を尊重して育てられてきた奴らと

一人っ子政策のもと、きっちり躾けられてきた奴らとの違いかな、

と勝手に推測してみた。どっちがいい悪いという話ではないが。

そしてこれは国を問わず全員に言えるのだが、受け答えが非常にはっきりしている。

問いかけに対して必ずリアクションしてくれるし、なんか素直だ。

この点はわれわれも見習わなければならん。


たまに違う空気を吸うのも悪くないもんだ。　ギャラも出るし。



そういえばちぃだが、

雪の降り積む路上で案内看板持って立たされてたらしい。

えり好みするからだ、　ざまぁ見れ！