税理士試験

最近ちょっとペースダウン気味だな。

忙しいのもあるし、ネタ貧ってのもあるし。


メシ屋さんのことを書くと少しだけアクセスがあるみたいで、

たまに外で食べることもあるんだけど、

その辺はまた近いうちに書く、　　　　　と思う。


今回は本業にやや近い話。

忙しさにカマケているうちに、今年の税理士試験の結果が公表されたようだ。


官報合格した人、科目合格した人、アルファベットが書かれていた人、○勝○敗の人、

決意を新たに勉強を始めた人、断念することにした人、まだ迷っている人、

受験生やその関係者にとって、さまざまな結果や思いがあっただろう。

その中で今回は、何度か受験したが結果が出ず、受験を断念しようかどうか

迷っている人の参考になればと思い、おくやまちゃんの経験談を話すことにする。

自慢にもならないことだから、上から目線でなどとは思わんでほしい。

まずはおくやまちゃんの戦歴だ。

H５　　簿×　財×　消×
Ｈ６　　簿○　財○　消×
Ｈ７　　相×　消×
Ｈ８　　消×
Ｈ９　　消×
Ｈ１０　相×　消×
Ｈ１１　不受験
Ｈ１２　消×
Ｈ１３　消×
Ｈ１４　法×
Ｈ１５　相×　消×
Ｈ１６　法○　消○
Ｈ１７　相○

かなり偏っているのが分かると思う。

今になって自己分析すると途中の連敗の原因は、

①試験日から結果発表までの過ごし方がまずかった。

②酒を飲んだり遊びに行ったりして、勉強不足だった。

③税法理論のコツがつかめなかった。

といったところだろう。


ではそれを克服すれば合格できるのか？

可能性が高まるのは確かだが絶対ではない。


元大関で同じ大学出身の出島が押し相撲について、

押し相撲は稽古をしないと強くなれない、

そして稽古したからといって必ず強くなれる訳でもない、

と語っていたらしいけど、この試験もまさにそんな感じ。

平成１３年あたりから本気で試験に取り組んだんだけど、

３年間結果が出なかった訳だ。

結局最後の決め手となったのは、

かろうじて思いとどまったことと運のよさに他ならない。


合格時の年齢が３７歳。

４０歳以上の合格者比率が一割を切っているので、かなり上の部類になる。

しかしこの業界に入ってみると実情は全然違う。

地方ということもあるが平均年齢６３歳。おくやまちゃんの現在の年齢でも若い方の１０％に入る。

若い連中は勤務税理士が多いから、開業税理士となるとさらに際立つ。

早く受かるに越したことはないけど、リミットがあるわけでもない。

気力と自制心さえ維持できれば、チャンスはある。


まあ、開業したらしたで何かと大変なことは多い。

受験勉強は結局自分との戦いだったから、ある意味その方が楽だったかも知れない。

自由が制約され、多少の残業はあるけれど、休みも給料も決まっただけ与えられる。

貧乏ヒマなしの今になって思うと、そういう生活もちょっと羨ましい。

それもこれも、自分の資質と判断の結果なのだが。