雪かきお兄さん

だんだん寒くなってきたな。

おくやまちゃんは実家を事務所として借りてるんだけど、

おくやママの知人でうちの車庫に荷物を置いている人がいて、

今年はその人にタイヤ交換をやってもらえたので助かった。

でもそのせいでワイパー交換するのを忘れていて、

今朝気づいて慌てて取り替えた。

Ｕターンして２年になるけど、雪国の生活に未だになじんでないところも多いな。

雪っていうと、今年も福祉除雪を引き受けることになった。去年と同じ２軒。

福祉除雪ってのは、地元の社会福祉協議会が運営していて、

高齢者とか障害者の世帯の人達に代わって、

そこの家の除雪をボランティアが行うって制度。

一応基準みたいなものもあって、

積雪１０センチ以上になって除雪車が出動したときに、

入り口１５０センチ、通路８０センチ幅を、

その日の午前中に除雪することになっている。

期間は１２月１日から３月２５日まで。

でも実際は基準どおりって訳にも行かないから、

積雪量とか期間に関係なく、通りづらいと感じたら、

出動して除雪することになる。

幅だっていちいち測るわけじゃないから、

間口・通路から、あれば車庫まで全部しちゃうよね。

そもそも始めたきっかけは、

そういう制度があって、引き受け手が不足してるってのを新聞で知って、

当時は開業間もなくでヒマだったから、軽い気持ちで引き受けたんだけど、

それをきっかけに町内会の役員に引っ張りこまれるし、

時期的に確定申告の繁忙期に重なるし、

その他に公園の中に防災倉庫があって、

万一の事態に備えてその周りも除雪するんだけど、

これも町内会の役員として除雪しないとならないし、

正直キツイ。

朝５時起床、すぐに除雪、８時前に出かけて申告相談、１７時に戻って事務所業務、０時帰宅

なんて日も少なくない。

ちなみに引き受け手がいない場合は業者に委託することになる。

それでもいいのだろうが、予算がかかるし見守りの意味もあるから、

近所の人に引き受けてもらうのが理想なのだと。

まあ、やっていればそれなりに感謝もされるし、

（去年は依頼者のばーちゃんが砂糖と油をくれた。微妙であるが。）

謝礼（ひと冬１軒２１，０００円）も出るし、

さりげない親切にも触れることができるし、

（防災倉庫のある公園の周りは道路付きが悪く、ここが通れないと

周囲の住民はかなり遠回りをしないとならない。しかしひと冬通して

通路が確保されていたということは、おそらく近所の誰かが通路を

確保してくれていたのだろう。おくやまちゃんもたまに協力したが。）

マイナス面ばかりでもないのは確かだな。

しかたねえ、も少しやっとくか。