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これが店名、固有名詞である。

ちぃがカレンダーを見て、「今月20日って土用なんだぁ。 

最近、夏以外の土用丑の日でもうなぎをPRしてるのを見るよねえ。」

ちぃはスーパーで売ってる皮がゴムみたいなうなぎしか食べたことがないらしい。

北海道は東京に比べてうなぎ専門の店が少ないから、それが特別という訳ではないが。

しからばおくやまちゃんが近々入院→手術をひかえているちぃのために、

うなぎ屋のうなぎ食わして精力つけさしちゃろうじゃないの。

さりとておくやまちゃんも地元のうなぎ屋なんてあまり知らない。

結局、ネットで検索して見つけたのがここ。

普通名詞のような屋号をつけたのもその辺を当て込んだ戦略なのかも。

最寄り駅はJR新川駅で琴似栄町沿い、年金委員会の道すがらというのも選んだ理由のひとつ。

駐車場で車を降りると、タレと煙の香ばしい香りが漂う。

専門店ならば当然のことなのだが、期待が高まる。

店内に入ると先客が3組、いずれも年齢層高めのサラリーマンのグループ。

普段よく行く庶民の店とは客筋からして違う。スーツを着てない客はちぃだけだ。

小上がりの席につき、メニューを見ようとしたところ、間に挟まっている小冊子に目が止まる。

うなぎ百撰!

実はおくやまちゃん、大学時代に4年間うなぎ屋でバイトをしていて、

その店もうなぎ百撰会に加盟していた。(「うなぎ百撰」とは、その百撰会の広報誌。)

懐かしさに注文そっちのけで百撰に見入ってしまう。

ここまで来ると、より一層期待感が高まる。

基本はやはりうな重と行きたいところだが、今回は美味しさと面白さを兼ね備えた櫃まぶしをチョイス。

ちぃはこのような客の側でひと作業するような食べ物が大好きなのだ。

ちなみにこのメニュー、9月から6月までの季節限定。

手間がかかるので、繁忙期は中止しているのだろう。

うなぎはカキと違い、「R」のつかない月でも食べるしな。

それと肝焼き。ちぃが以前からどんな食べ物なのか興味深々だったらしい。

最初に出てきたのは櫃まぶしの薬味。白ネギを刻んだのとわさび、と至ってシンプル。

次いで登場したのが肝焼き。2串で1人前だが、やや小さめ。

メニューに書いてあるし、見れば分かるが、5~6匹分で1串になっている。

この肝焼きという食い物、実は非常に貴重な代物なのである。

蒲焼用に裂いたうなぎの肝だけで賄っていく場合、半分は肝吸い用に使ってしまうから、

1日100枚出たとしても、 100×1/2÷5÷2 だから、5人前しか作れない計算だ。

しかし経験上、その貴重品を一人で何本も注文する輩がたまにいる。

知らなかったならまだしも、そういう事情を知った上でなお、

こっちは客なんだぞ、とか金払ってるんだから何が悪いのよ?てなことを言うようなヤツとは

おくやまちゃんは仲良くできん。

前置きが長くなった。てなこともあり、肝焼きは2人で1人前で。

焼くときにつけるタレの他に、あとがけ用のタレもついてくる。

おばちゃんの説明によると、蒲焼用のタレとは違うモノだそうだ。

薬味は山椒と七味が置いてある。山椒の粉は異常に鮮やかな緑色をしていた。

おくやまちゃんは山椒やや多めでつけダレちょっぴり。ちぃは七味、この人にしては遠慮がちな量で。

下ごしらえの段階で「ニガ」(胆嚢?)を取ってあるようだ。苦味はないが、味がやや淡白?

ちぃは少しドロ臭いと言っていたが、多少先入観も混じっていると思う。

なかなかイケルと思う。ビールを飲めないのが残念。

そして最後に主賓、櫃まぶし様がダシとつけダレを従えて登場。

ごはんとうなぎの間に刻みノリが敷かれている。

おくやまちゃんは そのまま1/3 → 薬味1/3 → 茶漬け1/3 で攻める。

うなぎはパリッとした食感である。強めに焼いたのかと思ったが、メニューを見ると

関西風に蒸さずに焼いたそうだ。

関西ではご飯の湯気でふっくら感を出すと聞くが、

ご飯を小分けにする櫃まぶしではその辺が弱い気がする。

味付けはつけダレを考えてやや抑え目にしてある感じ。

蒸していないため、良くも悪くも脂臭さはなかった。

2杯目は薬味との相性の良さにびっくりさせられた。

最後の茶漬け。ダシは想像通り、肝吸い用の吸い物。

日本料理の王道を行くあっさりとした味付け。

ラーメンやインスタントものに慣れてしまうと物足りなさを感じてしまいそうだが、

バイト時代を思い出させる懐かしい味だった。

パリパリうなぎをふっくらさせるし、締めはやっぱ汁物ってことで、これがおくやまちゃんのイチ押しだった。

ちぃは3パターンを1/4ずつよそい、最後の1/4をイチ押しで締めるという攻め方。

最後に選んだのは薬味つきだった。人生初のうなぎ屋、非常に満足したらしい。

今回は変わりネタではあったが、うなぎの味を久々に堪能できた。

次は王道のうな重で行ってみたい。

お値段 櫃まぶし3,000円といいお値段、肝焼きは800円。

天然ものもあるらしいが、うな重で5,000円超えとちょっと厳しいお値段。 



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1968/02/07
職業:
税理士
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バイト
自己紹介:
収入と支出のバランスがおかしい、計算できない税理士。 頼まれたら出来もしないのに引き受けてしまうお調子者。 サボり出したらエンドレス、飲み始めたらエンドレス。 社会的に大いに怪しい未婚独身男。

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